「冷たいものがしみる」「歯の表面がざらざらする」そんな症状がある方は、酸蝕歯（さんしょくし）の可能性があります。酸蝕歯とは、酸によって歯の表面（エナメル質）が溶けてしまう状態のことをいいます。

酸蝕歯の原因

酸蝕歯は、次のような「酸性のもの」が原因で起こります。

1. 飲食物による酸
   　炭酸飲料、スポーツドリンク、ワイン、柑橘類、酢などの酸性食品を頻繁に摂取することで、歯の表面が少しずつ溶けていきます。
2. 胃酸による影響
   　逆流性食道炎や摂食障害（嘔吐）などで、胃酸がお口の中に戻ることがあり、強い酸によって歯が溶けることがあります。
3. 生活習慣
   　酸性の飲み物を長時間口に含む、夜間の歯磨きを怠るなどの習慣も、酸蝕歯を悪化させる要因です。

酸蝕歯の症状

• 歯の表面がツルツル・透けたように見える
• 冷たいものや甘いものがしみる
• 歯の先端がすり減って短くなる
• エナメル質が薄くなり、黄ばみが目立つ

これらの症状がある場合は、早めの受診がおすすめです。

予防と対策

• 酸性の飲食物をとった後は、すぐに歯を磨かず、水やお茶で口をゆすぎましょう。
• 毎日のケアには、フッ素配合の歯磨き粉がおすすめです。
• 定期的に歯科医院でエナメル質の状態チェックを受けることで、進行を防げます。

レイクタウン市川歯科医院では、酸蝕歯の進行状況を確認し、フッ素塗布や修復処置など、お口の状態に合った治療をご提案しています。
「歯がしみる」「見た目が変わった」と感じたら、お気軽にご相談ください。