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2025-10-21

唾液の働きについて

唾液は、ただ口の中を湿らせるだけのものと思われがちですが、実は私たちの口腔内や全身の健康に欠かせない大切な役割を持っています。

1. 消化を助ける

唾液には消化酵素が含まれており、食べ物を口の中で分解する手助けをします。
とくにデンプンを分解するアミラーゼという酵素が含まれており、食べ物の消化をスムーズにします。

2. 口腔内の清潔を保つ

唾液は口の中の食べかすや細菌を洗い流す作用があります。
唾液が少なくなると、むし歯や歯周病のリスクが高まることが知られています。

3. 酸を中和する

食事や飲み物で口の中が酸性になると、歯のエナメル質が溶けやすくなります。
唾液はこの酸を中和する作用があり、むし歯予防にも大きく関わっています。

4. 歯を修復する

唾液にはカルシウムやリンなどのミネラルが含まれており、歯の再石灰化を助けます。
初期むし歯の進行を防ぐ働きがあるため、唾液は“天然の歯の修復液”とも言えます。

5. 味覚や発声のサポート

唾液があることで食べ物の味を感じやすくなり、滑らかに飲み込むことができます。
また、発声や会話をスムーズにする役割もあります。

唾液の量を保つために

  • 十分な水分補給を心がける
  • よく噛んで食べる
  • 口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する
  • ストレスをためすぎない

唾液は、むし歯や歯周病の予防だけでなく、消化や味覚、口腔内全体の健康に欠かせない存在です。
レイクタウン市川歯科医院では、唾液の働きを考えた診療やケアのアドバイスも行っています。
気になる症状がある方は、ぜひご相談ください。

脱灰と再石灰化
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