2025-06-03
オーバーブラッシング(過剰な歯磨き)
「しっかり力を入れて長く磨けば歯はきれいになる」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、強い力で磨きすぎる**オーバーブラッシング(過剰な歯磨き)**は、歯や歯茎を傷つけ、かえって健康を損なってしまうことがあります。
歯磨きは、適切な力で、優しく丁寧に行うことで、プラーク(歯垢)をしっかり落とし、虫歯や歯周病の予防に繋がります。
ここでは、オーバーブラッシングによる影響と、その対策についてご紹介します。
歯茎が下がる原因にも
強い力でゴシゴシと磨くと、歯茎が徐々に下がってしまいます。
歯の表面は硬いエナメル質で覆われていますが、歯茎の下にあるのは象牙質で、こちらはやわらかくデリケートです。
そのため、象牙質が露出すると以下のようなトラブルが起きやすくなります:
- 冷たいものがしみる(知覚過敏)
- 歯の根元に虫歯ができる(根面う蝕)
- 歯の表面が削れて、エナメル質がひび割れる・すり減る
- 歯茎に炎症や出血が起こり、歯周病のリスクが高まる
オーバーブラッシングを防ぐために
力加減を見直しましょう
歯ブラシの毛先がすぐ広がる方は、強く磨きすぎている可能性があります。
歯ブラシはペンを持つように軽く握り、小刻みに優しく動かすのが基本です。
適切な歯ブラシを選ぶ
- 毛の硬さ:やわらかめ〜ふつう
- ヘッドの大きさ:小さめで操作しやすいものが理想です
- 電動歯ブラシをお使いの方も、強く押し付けず、軽く当てるだけで十分効果があります
正しい磨き方を身につけましょう
自己流の歯磨きを長年続けていると、気づかないうちにオーバーブラッシングをしていたり、磨き残しがあったりすることもあります。
当院では、歯科衛生士によるブラッシング指導を行っております。
正しい磨き方を身につけて、将来の歯の健康を守りましょう。
ご予約・ご相談はお気軽に
レイクタウン市川歯科医院では、定期検診とあわせてお一人おひとりに合った歯磨き方法のアドバイスを行っております。
ぜひお気軽にご来院ください。

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