2024-12-26
6歳臼歯について
お子様の歯の中で、特に重要な役割を持つ「6歳臼歯」をご存じですか?
6歳臼歯は、正式名称を「第一大臼歯」といい、6歳頃に最初に生える永久歯です。乳歯が抜ける前に後方から自然に生えてくるため、「6歳臼歯」と呼ばれています。
6歳臼歯の特徴
- 乳歯列のさらに奥に生える永久歯
乳歯と永久歯が混在する時期に、乳歯の後ろから現れる大臼歯です。 - 噛む力を支える重要な歯
食べ物をしっかりと噛み砕く力を発揮し、口全体の噛み合わせの基準となります。また、歯並びや顎の成長にも影響を与える大切な歯です。
6歳臼歯の注意点
- 虫歯になりやすい
- 生えたばかりの6歳臼歯はエナメル質が未成熟で、虫歯になりやすい状態です。
- 奥に位置し、溝が深いため磨き残しが起きやすく、虫歯リスクが高まります。
- 気づきにくい位置に生える
- 他の乳歯が抜けて生える永久歯とは異なり、奥の方に自然に生えてくるため、気づかれにくいことがあります。
- 5歳を過ぎたら定期的にお口の中をチェックし、生え始めたら歯科医院での検診を受けましょう。
6歳臼歯を守るためのポイント
- 仕上げ磨きを徹底する
子どもだけでは奥まで磨くのが難しいため、寝る前には必ず親御様が仕上げ磨きを行いましょう。 - フッ素入り歯磨き剤を使用
- 3~5歳:フッ素濃度1000ppm
- 6歳以上:フッ素濃度1500ppm
※使用量については歯科衛生士にご相談ください。
- プラークの徹底除去
- 生えたばかりの6歳臼歯は、歯茎に覆われた部分や隣の歯との境目にもプラークが溜まりやすいです。
- 歯ブラシだけでなく、プラウト(先端が小さい歯ブラシ)やフロスを併用して、歯の表面や溝の清掃を丁寧に行いましょう。
6歳臼歯を虫歯から守るために
6歳臼歯はお子様の健康な歯並びや噛み合わせを支える非常に重要な歯です。生え始めた時期からしっかりケアし、虫歯を予防することが大切です。
レイクタウン市川歯科医院では、お子様の定期検診を実施し、6歳臼歯のケアや歯磨き指導を丁寧に行っています。お気軽にご相談ください!
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